水滴


私の母は引退後 自宅の一室で書道教室をしています

独立してすぐくらいに母からの『水滴は作らないの?』とリクエスト


フタもなくどこからお水を入れるの?こんな小さな穴からお水が入るの。。?

難しそうだ。。。と敬遠しながら母の水滴を見せてもらったり 

水滴を見つけると大きさや作りを観察していました


初めはお道具として使いやすさを重視してお作りしていましたが

使いやすさだけが価値じゃない。。そんな風に思うようになりました

そしてこの頃は 好きなように作ってみたくなりました

水滴 ナツメ土 巾しのぎ/寸法 胴径5.8㌢×高さ5.9㌢(3種 各4,600円+tax)

墨をするときに硯に少量ずつのお水を垂らして

墨は力はあまりいれずに ゆっくりとすると墨の発色も良くなるそうです

ゆっくりと墨をする時間は落ち着いた気持ちになります

墨の香り 半紙の香り 

これから書く文字を想像する時間

そう言う時間に ちょっと気が抜けるようなかたちが

丁度良いように感じるのです

高台

後ろ姿

水滴 ナツメ土 白/たたき/巾しのぎ

左 /大根の花・右 /仙人草


次回 福ぷくゆのみ 小


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実生窯 mishougama

焼き物屋 新藤聡子のホームページ 自然豊かな越前の地で 土肌を生かした 普段使いの器をめざし 一つ一つ丁寧に作っています