取り扱い説明


永くお使いいただくために。


陶房ではお渡しする前に水を張って漏れのチェックをします。耐水ペーパーでざらつきをとり(机のキズ付きを防ぐため)


色染みの進行が比較的ゆっくりとなるよう、うつわを米のとぎ汁に入れ火に掛け沸騰後弱火で30分煮て、一週間以上乾かしてからお渡しするようにしています。そうすることで目が詰まり生地が強く、染み込みが少なくなります。


陶器は全般的に吸水性の高いものです。

このように目止めをしていても、乾燥した状態で油分の強いものや色の濃いものを盛りつけますと、シミの原因になります。ご使用になる前に10分程水に浸し充分に水を吸わせてからお使い頂くことをお勧めします。

ご使用後は長時間水に浸したままにせずできるだけ早く洗っていただき、そして完全に乾いた状態でおしまいください。

水分を持ったままですとカビの原因になります。特に梅雨の季節はご注意ください。

カビはキッチンブリーチでも色は戻りません。

また土肌の風合いを残すため、釉薬(つるっとしたガラス質)を掛けていない部分があります。

カサカサとした部分に落ちない口紅がついた場合にはメイク落としをお使いになり落として下さい。

長期間の保存容器としてのご使用もお勧めいたしません。



日々のお手入れ

私のうつわの日ごろの扱いとしましては。。。

カビが生えないように完全に乾かしてから戸棚にしまうこと。くらいです。

いずれお使い頂くうちにしっとりとした色の変化は出て来ます。それをうつわが育つと言って楽しむ方も多くいらっしゃいます。どうぞどうぞ気に入ったうつわを気兼ねなく使ってみてください。いつもお使い頂くのなら戸棚にしまい込まないのも良いと思います。

気に入ったうつわを使って頂くお食事はとても美味しいです。

美味しいと幸せです。ホッと優しくて柔らかくなれる時間にご一緒できれば何よりの幸いです。