丸ポット

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私の育った家は 狭山茶の畑の広がるところにありました

薄暗い林の脇の坂道を下ると お茶屋さんの工場があり

お店の人が スコップのような道具でお茶をすくって 

細いお茶袋に入れて シューっと真空パックしてくれました

とても良い香りのする工場で そこでもらう 模様入のお茶の飴はとても美味しかった...

母に『一緒に行く?』と言われて 飴目当てに くっついて行ったのを思い出します

丸ポット /寸法 胴径11.3㌢×高さ11.5㌢(取手含まず,フタ含む)(12,000円+tax)

sold out

決まって母は茎茶を買いました

狭山茶はちょっと渋みのある スッキリとしたお茶でしたが

子供の頃から 毎日のように急須でお茶を入れてくれました

たまに茶柱が立って『何か良いことがあるね』って 

もうだいぶ昔の話になってしまいました

茶漉し部分

今どきの粉茶は詰まってしまうかもしれませんが

昔ながらの方法で本体に穴をあけて茶漉しを作っています

だって『茶柱』が立たないといけないでしょう?

しっかり4本の指を入れて持てる

大きな取手を付けました

高台

口の水切れの良さは 納品前にすべてチェックしてあります

安心してお使いくださいね


丸ポット

次回 ひれ酒用のうつわ

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実生窯 mishougama

焼き物屋 新藤聡子のホームページ 自然豊かな越前の地で 土肌を生かした 普段使いの器をめざし 一つ一つ丁寧に作っています