コップ

18

福井へ窯業指導所へ入所するために越して来たのは 2002年の3月でした

今年は移住してもう19年目。。。。あっという間。と言うわけでもさほどなく

積み重ね 積み重ねの18年でした

窯業指導所近辺地区の旧宮崎村 旧織田町は

今でも不動産屋さんも アパート マンションもなく

知り合いの知り合い知り合いの。。のツテを頼って 当時 間借りさせて頂いたのは

電気屋さんの2階の子供部屋でした

おばちゃんは数日前から入院中 お孫娘は修学のために春から一人暮らしでお家を離れてい

おんちゃんは少し淋しい一人暮らし中でした

お世話になって数日後 

廊下の間仕切りが取り払われ 階下から大きな声で

『ねーちゃん みずべこって知ってるか?

おんちゃんスープつくった。上手いから食べね。』

やさしいおんちゃんは ツルツルいっぱい地酒を入れたコップを

毎晩レンジでチン!していました

真っ赤なニコニコ顔が 今ではとても懐かしいです

さてさて

今回は『コップ』です

少し小さめで品よくお作りしました

うつわごと冷やして。。夏にじゃんじゃん使って頂きたいうつわです

コップ 彫花/寸法 口径5.7㌢×高さ9㌢

高台

コップ 彫花(各2,800円+tax)

ほんの少し 花の模様の中心が少し凸になってうつわに立体感を持たせています

胴の部分は少し凹ませて 手なじみの良い形です

コップ くし目 青(各2,500円+tax)

ごくごくシンプルな形に くし目模様と白化粧の濃淡そして呉須のグラデーション

複雑な透明感 つやっとしたブルーは 夏のイメージです


次回 ハーフバターケース

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実生窯 mishougama

焼き物屋 新藤聡子のホームページ 自然豊かな越前の地で 土肌を生かした 普段使いの器をめざし 一つ一つ丁寧に作っています