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お正月花をいける うつわを考えてみました
陶房のある辺りには 立派な大きなお宅が沢山あり三世帯でお住まいのご家庭も多くあります
そのようなお宅は お玄関もお床も立派!でも今回は少し小さめなものをご用意しました
花鉢 巾しのぎ・輪花/寸法 胴径26.3㌢×12㌢(30,000円+tax)
見込み 薄らと御本手がでています
少しピンク色に発色している部分です(中央より少し下)
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私の育った家庭は両親と姉の4人暮らし
東京のベットタウン 埼玉の田舎でした
父と母が建てたその家には小さな床の間があり
(たぶん間口半間くらいだったでしょうか...)
私たちの小さなころ 母はお正月花を生けてくれていました
小学生低学年くらいまでは月に一度くらいだったか
お花のお教室について行った記憶があります
習うのではなく母を車で待っていたのですが(笑
高台
釉薬が流れて動きのある感じです
いつもより少し華やかに お正月の神さまをお迎えするお花をいける
そんなイメージでお作りした花鉢です
花鉢 外刷毛目/寸法 胴径28㌢×8.5㌢(30,000円+tax)
外刷毛目 花鉢・横
外刷毛目 花鉢・口づくり
少し内に入った形は小さく生けても収まりのいいように
刷毛目部分
脱穀した後の稲穂先を使って刷毛目を引きます
巾しのぎの花鉢よりも背が低く大きくいけられます
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両方とも白化粧の発色がクリーム色で柔らかく 優しい色合いに焼き上がりました
花鉢 輪花・刷毛目(2-5)
次回 三角一輪挿しをご紹介します
実生窯 mishougama
焼き物屋 新藤聡子のホームページ 自然豊かな越前の地で 土肌を生かした 普段使いの器をめざし 一つ一つ丁寧に作っています
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