絵皿

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『玄関に飾る四季の絵皿を はがき二枚くらいの大きさで作ってもらったら買いますよ。

作って下さい。』

そうご注文を頂き『ちょっと困ったな...』と思っていました

飾り物のうつわは作れないと思っていたのです


私の描く草花は決して主役になるものではなくて 

気持ちの和らぐお手伝い...くらいの 

お皿や湯のみ めし碗に添える ささやかな草花です


植物が主役のうつわ...絵を描くように陶板に描いてみようか

描いた植物がその個性を持って活き活きとするような ...


....と思えるようになり

挑戦の気持ちで始まった絵皿でした

絵皿 桔梗/寸法21㌢×15.8㌢(各4,200円+tax)

描く植物をスケッチする時は 花の部分だけでなく 

土から生える姿を写すようになりました

地に這うようにしているのか 上に上に伸びようとしているのか 

風に揺れるようなのか 風を避けるようなのか 風を受けるようなのか

その植物がそこでどう生きているのだろうかと 思いながら描きとめるようになりました

桔梗 部分


そう言う背景までが 一枚の絵を描くのに必要に感じたからです

紙の上のペンの線と化粧土を掘って描く線とは違います

その違ったところで どうしたら目指す雰囲気になるだろうか


こだわり過ぎて線が滞らないように

写実的になり過ぎて 柔らかさを失わないように

とらわれ過ぎて個を失わないように

シクラメン


このご注文をお受けして とてもいい勉強をさせて頂くことが出来ました

少し無理かと思うことも 目指すところがしっかりあれば 

すぐに答えは見つからなくても 狭く深く見つめることで 

いつか こういうものだったかと 自分の中に見つけられるように思います 

裏 刷毛目


試されているような 強力に応援されているような 良い経験でした

緊張感を持って一枚一枚 丁寧に重ねることが出来ました それはこれからも続いて行くのですが


四季の植物.....

今回の納品で 春夏秋冬が終ります

納品のお品物は『越前水仙』

お渡しが終ったら許可を得て画像を添付いたしたいと思います


絵皿 桔梗/シクラメン/越前水仙

次回 5寸皿


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実生窯 mishougama

焼き物屋 新藤聡子のホームページ 自然豊かな越前の地で 土肌を生かした 普段使いの器をめざし 一つ一つ丁寧に作っています